Q&A 小さな頃から霊が見えます。この能力を人の役に立てたいと思っていますが、どうしたらいいですか?

見えているものは本当に霊でしょうか?

 人は物事を見たい様に見るものです。ただの壁のシミが人の顔に見えたりすることだってあります。

 現在と違い土葬が主流だった時代は、墓の中のご遺体から発生する気体がプラズマ化したり、空気中のオゾンと反応したりして発火現象が起きることがありました。墓場に行って火の玉の目撃体験をした人も少なくないようです。当時の人はこの火の玉を亡くなった人の魂だと言っていたものです。

 さらに、目の中の細胞が新陳代謝する時に、光のようなものやモヤのようなものが、見ている景色の中に紛れ込んでくることもあります。    

      質問者様が見ているものはもしかして錯覚かもしれませんし、あるいは現代科学的に説明がつく現象かも知れません。

雰囲気を感じているだけではありませんか?  

 この店は感じが良い、あの公園はなんか殺伐としている、あそこの山に行くとリフレッシュできる、というような会話を私たちは普通にしています。同じように人に対しても、横柄な感じ、理屈っぽそう、オタクっぽい、穏やかそうな感じ、優しそう、誠実そう、というようにその人から出ている雰囲気を感じ取っています。 人は物事を見たいように見る上に、その場の雰囲気も視覚に大きく影響しているのです。

 まれに雰囲気を強く、もっと具体的に感じ取ることができる人もいらっしゃいます。そういった方はその場に残存している雰囲気を感じとって、その当時の状況を再見できたりもします。 しかしこの能力は雰囲気を感じているという範疇の中にありますので、いわゆる霊を認知している訳ではありません。  

 質問者様が本当に霊を見ているのか、単に雰囲気を感じているだけなのかの区別は、次に示すように、正しい手順を踏んで熟達した霊媒に鑑別してもらうのがよろしいと思います。

見えているものが本物の霊だとしたら…

 その能力をどなたか人の役に立てたいと思う気持ちは大切だと思います。ただしそこに自己利益の追求とか、自己実現欲求の達成のため、という動機があったら本当の意味で役に立つ事はできないでしょう。

 英国スピリチュアリズムが説く霊能者(霊媒)の基本的な立ち位置として「霊媒は霊界の道具である」というものがあります。純粋に誰か人の役に立ちたいという思いが、共感を引き起こす霊の関心を惹いて、その霊がその人物を道具として使いたいと考えるのです。  

 霊界は肉体を脱いだ、純粋な意識だけの世界ですから、霊界の住人は人間の意識(心)の中は全てお見通しなのです。ですからどんなに善人ぶって振る舞ったとしていても、心の中で悪事のために霊界の力を利用しようとすれば、悪事に関心のある霊(未熟霊、低級霊)が共感して引き寄せられて、悪事を成し遂げようとするのです。

    質問者様の動機の中に先ほど述べたような自己中心性があったとしたら、自己中心的な霊が引き寄せられてくることになるでしょう。   口では「人のため」と言いつつ、本心は自己利益の追求ですから、奉仕や慈善の心に共感するような霊(善霊、高級霊)の援助は受けることができません。

同時に、英国スピリチュアリズムが説く霊媒の存在意義として、

  • 人間の本質が霊であることに気付かせること
  • 死後世界の実在を証明すること
  • 霊的法則を教示すること
  • 霊的な面での成長をサポートすること

などが挙げられています。

  ですから霊界からのこれらの要望に応えようとするならば、まずは質問者様自身が、霊界の善霊たちからの共感を引き起こし関心を持ってもらえる存在にならなければなりません。

 地上世界にしっかりと根を張って生活し、様々な葛藤の中で自分自身の霊的(心的、道徳的)な面での成長を図らねばなりませんし、同時に霊的法則をしっかりとマスターする必要   があるのです。

 人間は弱い存在ですので、その心の内は常に揺れ動きます。  

     英国スピリチュアリズムの視点から見て、かつては素晴らしい仕事を成していた霊媒が現在は精彩を欠いていたり、反対に著しい成長を遂げている霊媒がいたりしますが、これはその時々の霊媒の意識の内容によって、善霊に使いたいと思ってもらえているか否かの違いでありましょう。

 酷い場合ですと、それまで善き道を歩いていたのにも関わらず、途中で変節でもしたかのように未熟(低級)霊に翻弄されてしまっている霊媒もいます。

 霊的なことを扱う時には、慎重な上に慎重でなければなりませんし、霊媒は常に自分の内面を精査し善霊の共感を呼ぶような努力をし続けなければならないという覚悟 が求められます。

 質問者様にその覚悟があるのでしたら、本当に人の役に立つ霊媒になることができると思います。自戒を込めて。  

記事を気に入っていただけましたらシェアをお願いします